フィリピン家族法 【第2版】
J・N・ノリエド, 奥田 安弘:訳, 高畑 幸:訳
発行:明石書店
この版元の本一覧
四六判 352ページ 上製
定価:4,300円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2570-5 C0032
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
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紹介

日本人とフィリピン人との国際結婚は急増し、韓国を抜き、中国と1・2位を争っている。(06年統計)。フィリピンの法制度などを知りたいと願う日本人配偶者や研究者さらに裁判官・弁護士・市町村職員などの実務家に向けアップデートして重要な情報を提供。

目次

第2版訳者はしがき
凡例
訳者解説
 1 比較法の視点
 2 国際私法の視点
 3 社会学の視点
1 婚姻
 1 婚姻の要件
 2 許可証の要件を免除された婚姻
 3 婚姻の無効および取消し
2 法的別居
3 実親子関係
 1 嫡出子
 2 親子関係の証明
 3 非嫡出子
 4 準正子
4 養子縁組
5 扶養
判例索引
文献索引

前書きなど

 初版がしばらく品切れ状態となり、各方面に迷惑をかけていたが、この度、第2版を出版する機会が与えられた。翻訳の対象は、初版と同じくJ・N・ノリエド著『フィリピン家族法注釈』2000年版であるが、とくに条文の翻訳は、全面的に改めた。これは、家族法・国内養子縁組法・渉外養子縁組法を奥田安弘編訳『国際私法・国籍法・家族法資料集—外国の立法と条約』(2006年・中央大学出版部)に収める際に、訳文を全面的に見直したからである。その他に、注釈の翻訳や訳者解説など、多数の訂正ないし加筆訂正を行なった。これらは、明らかな誤りを正すだけでなく、より分かりやすい文章にするためでもあり、大方の賛同を得られるものと期待している。
 さらに、本書の内容的なアップデートとしては、家族法176条の改正がある。従来、非嫡出子は、必ず母の姓を称するものとされ、父の姓を称することができなかったが、2004年の改正により、一定の条件のもとで父の姓を称することができるようになった。詳細は、176条の注釈の末尾を参照して頂きたい。また、訳者解説2「国際私法の視点」との関連では、わが国の法源である「法例」が改正され、「法の適用に関する通則法」が制定された(2007年1月1日施行)。本書に関係する婚姻親子の規定は、内容の変更がないとはいえ、条文番号が変更された。

2007年2月25日
奥田安弘

著者プロフィール

J・N・ノリエド(ノリエド,J.N.)

1934年 プエルト・プリンセサ市イナガワン町に生まれる
1958年 弁護士資格取得
フィリピン憲法学会副理事長、政府の憲法委員会委員などを歴任
フィリピン法の全分野について多数の著書を出版

奥田 安弘(オクダ ヤスヒロ)

神戸大学卒業、同大学院博士前期課程修了・法学修士、香川大学助教授、北海道大学教授などを経て
現在 中央大学法科大学院教授
主要著書
『家族と国籍——国際化の進むなかで』(有斐閣、補訂版、2003年)
『国籍法と国際親子法』(有斐閣、2004年)
『外国人の法律相談チェックマニュアル』(共著、明石書店、第2版、2005年)
その他の著作については
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~okuda/chosaku_ichiran.html

高畑 幸(タカハタ サチ)

大阪外国語大学卒業、大阪市立大学大学院後期博士課程修了・博士(文学)
現在 広島国際学院大学現代社会学部専任講師
主要著書
『国際婚外子と子どもの人権——フロリダ、ダイスケ母子の軌跡』(共著、明石書店、1996年)
「シングルマザーとして生きる——『フィリピン女性エンターテイナー』のその後」鐘ケ江晴彦編著『外国人労働者の人権と地域社会』(明石書店、2001年)
『写真対応トラブらないトラベル会話フィリピノ語』(共著、三修社、2002年)

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