版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
家族間暴力防止の基礎理論 ケヴィン・ブラウン(著) - 明石書店
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫僅少

取引情報

直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

家族間暴力防止の基礎理論 (カゾクカンボウリョクボウシノキソリロン) 暴力の連鎖を断ち切るには
原書: PREVENTING FAMILY VIOLENCE

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:明石書店
A5判
368ページ
並製
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-7503-2009-0   COPY
ISBN 13
9784750320090   COPY
ISBN 10h
4-7503-2009-9   COPY
ISBN 10
4750320099   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2004年11月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2011年1月18日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

配偶者虐待,子ども虐待,さらには親,きょうだい,高齢者への虐待など,家庭内のさまざまな暴力の傾向を明らかにし,暴力の防止,介入,すでに起きてしまっている暴力に対するケアの方法を考察。虐待問題を総合的に理解できる入門書。

目次

監訳者はしがき
序文
はしがき
謝辞
序 論 家族間暴力とは何か?
第1章 家族間暴力の形態と防止レベル
第2章 家族間暴力の原因
第3章 強制的な家族関係
第4章 配偶者虐待の予測
第5章 配偶者虐待の防止
第6章 子ども虐待の予測と防止
第7章 子どもを虐待・ネグレクトする親への対応
第8章 きょうだい間虐待の予測
第9章 親虐待の予測と防止
第10章 高齢者虐待の予測と防止
第11章 暴力連鎖の防止
第12章 暴力のある家族への対応
結 論 家庭内暴力による損失
参考文献

前書きなど

監訳者はしがき わが国において虐待事件、特に子どもに対する暴力やネグレクトを中心とする虐待が報道されない日はない。 本書は子どもに対する虐待に限定せず、配偶者や高齢者、きょうだいの間に発生する様々な形の虐待を、その視野に入れている。著者たちは、家族成員の間で発生する様々な形の虐待が、それぞれ別個のものではなく、共通した基盤とプロセスを持つこと、虐待が異常な家族成員による特異な事件ではないこと、虐待が学習された行動であり、それゆえ、早期に介入がなされれば、深刻な結果が回避可能であるということを繰り返し述べている。 力による問題解決を学習し、それを当然としている人間に対しては、その行動が周囲を傷つけており、自らの行動がモデルとなり新たな虐待者を生み出し、時間とともに自らが虐待される側になることを理解させ、力以外の方法による葛藤の解決を学習させる必要がある。 その第一歩は、虐待者のみならず被虐待者が、自らの家族関係や行動が抱える問題に気づくことであろう。そして周囲の人々も当事者たちも、むごたらしい虐待のニュースに対して「わかっていない親がいる」という感想にとどまっていては、問題への的確なアプローチにはつながらない。自分の行動が周りを傷つけている可能性があることや、自分は虐待されているのではないかということが、明確に理解出来るようにするための周りの働きかけ、つまり、社会的な広報、教育活動が必要である。本書の翻訳がその一助となれば幸いである。 著者が述べているように、虐待が進行してしまってからでは、その解決や家族の修復は困難さを増してしまうのである。(後略)

著者プロフィール

ケヴィン・ブラウン  (ブラウン,ケヴィン)  (

ケヴィン・ブラウン(Kevin Browne)
 バーミンガム大学(イギリス)心理学部教授、Glenthorne Youth Treatment Centre調査コーディネーター。家族間暴力、子ども虐待に関する調査・研究に従事。主な著書にEarly Prediction and Prevention of Child Abuse(C. Davis, P. Strattonとの共編、Wiley, 1988)、Human Aggression: Naturalistic Approaches(J. Archerとの共編、Routledge, 1989)など。

マーティン・ハーバート  (ハーバート,マーティン)  (

マーティン・ハーバート(Martin Herbert)
 エクセター大学(イギリス)名誉教授。元エクセター大学臨床心理学部教授、英国心理学会会員。精神保健問題やその治療に関する著作多数。主な著書にTypical and Atypical Development: From Conception to Adolescence(Blackwell, 2002)、Clinical Child Psychology: Social Learning Development and Behaviour(C. Webster-Strattonとの共著、Wiley, 1998)など。

藪本 知二  (ヤブモト トモジ)  (監訳

 中央大学大学院博士課程後期課程法学研究科民事法専攻満期退学。現在、山口県立大学社会福祉学部助教授。主な著書に、『子どもの権利条約の研究』(分担執筆:永井憲一編、法政大学出版局、1992年)など。

甲原 定房  (コウハラ サダフサ)  (監訳

 九州大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現在、山口県立大学生活科学部助教授。主な著書・訳書に、『対人行動と集団』(分担執筆:狩野素朗編、ナカニシヤ出版、1995年)、『社会心理学』(分担執筆:原田純治編著、ブレーン出版、1999年)、『未知なるものに揺れる心』(共訳、北大路書房、2003年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。