「南島叢書」とわたし
昨年11月に『島の小説集 二天抱擁』を南島叢書95巻目として刊行しました。
90巻目の奄美の地元紙南海日日新聞に連載された長編ユーモア小説『板付け舟で都会を行く』の後、久々の本格小説、しかも島にまつわる因習と島に暮らす人々の内面を何気ない日常に深く投影した私小説ともいえる短編集です。
著者はペンネームを使い、来歴等をあえて伏せてはいますが、日本の古代文学や信仰、歌謡、民俗学の研究者であり、その専門知識がこの小説に魅力的な奥行きを与えていることは間違いありません。
弊社の新刊のコマーシャルになってしまいましたが、興味のある方は弊社のホームページで立ち読みしてくださるとうれしいです。
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