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新刊「みちじいさんの話-戦争中、わしがみっちゃんだったころ」

新年明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も何卒ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

弊社、てらいんくは、本年4月で創立19年目に突入します。
平成9年4月に、横浜の地に「少年、少女に文学を!」と大志をいだいて起業しました。
それから、嬉しいこと、悲しいこと、希望、絶望、涙、元気など、公私ともに、また世の中にもいろいろありました。途中、会社を川崎に移転しましたが、日本の片隅で地方の小出版社として意欲的に出版活動に取り組んでおります。創立20周年には、派手に花火を打ち上げる夢を見ますが、やはり、地道に出版社として活動し続けられることを願っています。

さて、弊社では、2015年、戦後70年に刊行したいという著者の強い思いがあり、年末のぎりぎり、12月25日に新刊「みちじいさんの話-戦争中、わしがみっちゃんだったころ」(西原通夫作)を刊行いたしました。

みちじいさんこと著者が、まだみっちゃんと呼ばれる小学生だったころ、美しい日本遺産の街・尾道(広島県)で本当にあった話をまとめたノンフィクション短編集です。
今から70年余前、日本は、アメリカや中国と戦争をしていました。この作品では、小学生のみっちゃんが見た、戦時下の子どもたちとそれを取り巻く大人たちの日常をリアルに描き出しています。

物語は二部構成。1部「戦時中の学校で」では、戦時下の学校生活、2部「地域での遊び」では、地域での子どもたちの様子や遊び、子ども同士のつながり、近隣の大人たちとのふれあいがテーマです。

食べ物も物資も思うように手に入らず、いつ頭の上に爆弾が落ちてくるかわからない、死と隣り合わせの日々。鉛筆一本を手に入れるのにも苦労し、学校の校庭は芋畑になり、近所のお兄さんやおじさんは、戦場に行ったまま帰らぬ人に。明るく楽しい日々の中でも、少しずつ身近な人が消えていく……。それでもみんな、明日を夢見てたくましく生きていました。

帯文を書いてくださった映画作家の大林宣彦氏は、こう語っています。

「たとえ頭の上に爆弾が落っこちて来なくても、戦争をしている国は悲しいのだ。
あのときあの場所にいて、みんなで生きて暮らしていた、
命の痕跡だけは伝え残しておきましょう。
尾道のみちじいさんの少年の日の物語を、あしたの日本のために。」

ぜひ、今の子どもたち、そして大人たちにも手にとっていただきたい作品です。

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