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三省堂書店×BookLive!は面白いです。

2012年4月以来、二度目の版元日誌となります、まむかいブックスギャラリーです。
今回は、今年2013年4月より当社も始めた、オンデマンド×ebookの展開をレポートしたいと思います。

三省堂書店さんとBookLive!さんが手を組んで、オンデマンド×ebookの新事業をスタートさせる、というニュースを知ったのは、今年3月頃、版元ドットコムメーリングリストで届いた案内によってでした。この事業の共同事業説明会が開かれるとのことで、さっそく参加し、その場で両社のご担当者様と具体的な話を進めさせていただきました。

というのは、三省堂書店神保町本店1階にある「エスプレッソ・ブック・マシーン」のことは2010年当時から存じており、当社の少部数の刊行物を、何らかオンデマンド×ebookといった形で展開できないかと、数年来模索していたからです。

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◆オンデマンドのエスプレッソ・ブック・マシン(三省堂書店HPより)

説明会のあと1ヶ月ほどで準備を進め、4月にはこれまで当社直販で扱っていたフィクション誌「とびうめ」を、7月にはノンフィクション誌「KOO(クー)」を、全国の三省堂書店及びBookLive!サイトにて刊行させていただきました。

両誌の著者陣には「オンデマンドって何?」という方も多かったので、刊行時までに個別に口頭やメールで説明を重ねるとともに、刊行後は数人単位で三省堂書店神保町本店の店頭に伺い、エスプレッソ・ブック・マシーンで刷り上がる“できたて”の本のぬくもりや、ebookがその場(店頭)で現金で買えることなどを、体感してもらいました。

この「実際に見てもらう」というのは、とても好評でした。

「書店でどうやって印刷するのか?」「買うのに時間がかかるのではないか?」「仕上がりがイメージできない…」「どうしてebookが書店で買えるのか?」など、著者それぞれが抱いていた疑問が、百聞は一見にしかずで、私が説明するまでもなく見事に解決したようです。
約10分ほどで刷り上がる本や、買ったその場で自分のデバイスで見られるebookに、オンデマンド出版や電子書籍が身近になった、とのことでした。
ebookはサイトやアプリ上でクレジットカードで購入するもの、という習慣をくつがえす「店頭現金買い」も手軽で面白い、との評が聞かれました。

この新しいしくみは伸びしろが大きく、読者や書き手、クリエイターなどが新体験することによって、もっと広がり浸透するように感じています。
三省堂書店が随時更新している商品ラインアップも、当社が参加したこの半年のうちにも月日を追って、出版社数やタイトル数が増えています。

http://www.books-sanseido.co.jp/ebm/list.pdf

折しも9月10日からは、オンデマンド×ebookを活用した当社の新レーベル「33ブックス」もスタートします!

版元の利点としては、当社が実感したかぎりですが
☆在庫ゼロでスタートできる
☆刊行時の印刷費が不要
☆データ入稿から約1週間程度で刊行できる
☆刊行初月よりコスト回収開始が望める
☆編集、発行方法の選択肢が広がる
☆必要な際は入稿データを更新できる
といった点が挙げられます。

またこれも当社の主観ながら、長期の視点で育てていきたい本、冒険や挑戦をしたり反響を試したい企画、市販本では難しかった少数読者や希少ニーズに向けた本、絶版本の復刊、読者がコンテンツ内の章や順番などを選んで買える(章売り)本などが、オンデマンド×ebookに向いているように思います。

ご興味ある方は三省堂書店神保町本店のオンデマンドカウンターに立ち寄ってみてください。なんらか事業や仕事のヒントが得られるかもしれません!
 
 
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