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浮世絵にみる江戸美人のよそおい

ポーラ文化研究所は、化粧、髪型、装身具などの調査・研究の一環として、浮世絵版画の収集を行ってきました。江戸時代の女性たちがどのような化粧や髪型、衣装などを身につけていたのか、身分や職業の違い、生活の様子なども、浮世絵の描写から読み取ることができます。何気なく描かれた周辺情報も貴重な資料になっているのです。

江戸の化粧
浮世絵美人たちが、どのような化粧をしていたのか、白粉、紅、お歯黒、洗顔、結髪風景から、どんな化粧品や化粧道具を使っていたのかを探ります。
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<浮世絵「君たち集り粧ひの図」歌川豊国 安政4年>
吉原遊郭の朝の風景、女髪結いに髪を結い上げてもらっている遊女、房楊枝で舌こきをしている遊女、耳盥(みみだらい)、うがい茶碗といったお歯黒道具も見える。遊女の身支度の様子で、忙しそうな雰囲気はあるが、どこかリラックスした様子も窺える。

江戸のよそおい
江戸時代のファッションリーダーといえば、遊女と歌舞伎役者、特に遊女は、常に先端モードの先駆者でした。身分や階級で違った伝統様式の装いのコーディネートがどのようなものであったか、浮世絵は唯一当時の流行が読み取れる資料となっています。
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<浮世絵「新吉原三浦屋の高尾 頼兼君みうけの図」永嶋孟斎 安政4年>
三浦屋の大広間で、遊女の高尾が天秤にのって、体重と釣り合うだけの小判を頼兼君が載せたところ。高尾は竜虎模様の打ち掛けに、紅葉模様の帯、髪型は横兵庫で二枚櫛。江戸時代を代表する遊女として、名を馳せた様子が伝わってくる。

江戸美人図鑑〈揃いもの〉
1857年11月から1858年5月にかけて、歌川豊国と歌川国久が描き、出版された揃いもの。上流では大名の姫君から、下流は夜鷹までの美女が登場し、江戸の名所と関連付けて描いている。
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<浮世絵「江戸名所百人美女 霞ヶ関」三代歌川豊国 安政4年>
霞ヶ関は、奥州街道の関所のある景勝地であり、代表的な大名屋敷があった。牡丹に桜、菊に梅、杜若の四季の花を散りばめた豪華な打掛、その下には最上の振袖をきている大名家の姫君。髪は島田髷でびらびらつきの桜模様の花簪を両側に、鼈甲櫛と後ろ簪も挿している。身分の違いを感じさせる一枚である。

978_4_938547_96_7.jpg上記3章から構成され、全77点の浮世絵資料から江戸時代の美人画を詳しく読み解いた図録、DVD-BOOK「浮世絵にみる江戸美人のよそおい
がポーラ文化研究所から刊行されます。(8月31日発行)
デジタルならではの高画質画像は、ズーム拡大で、浮世絵の細部の描写も画面上で確認することができます。江戸美人の粋なよそおいを鑑賞することで、あなたもきっと江戸美人通になれるはずです。

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