「ラーメンの街」神保町に関する覚書2013年4月
皆様こんにちは。長崎出版営業部の勝谷と申します。
突然ですが、私はラーメンが大好きです。毎日のように食しております。
神保町といえば「カレーの街」とよく言われますが、やはり学生・サラリーマンが多く集う街として、ラーメン屋も負けず劣らず数多く存在しております。
今やラーメン激戦区となっており、生まれてはすぐ消えていく店も多々ございます。
弊社の事務所は神保町にあります。
一人のラーメン好きとして、職場近くのラーメン屋は全て制覇しなければならぬという勝手な使命に燃え、日々周辺の店を食べ歩いてきました(ただし半径1km程度以内ですが)。
せっかくの機会ですので、その活動成果をここに記させていただきたく思います。
以下、自分が食べて「美味い」と思った、神保町駅周辺のラーメン屋を列記します。
※ただし、かなりの独断と強い偏見のもとの選定です。ご了承ください。基本的にこってり好きです。
※現物の写真は撮ってないので、興味をもたれた方は検索をしてみてください。
【こってり系】
■ラーメン二郎 神保町店(神保町A3・A4出口から2分ほど)
「二郎はラーメンではない。二郎という食べ物である」とまで言われた、激しい個性を持つラーメン二郎の支店が神保町にもあります。
ご存知の方も多いと思いますが、二郎とはギトギトの豚骨醤油スープに極太麺がはいり、その上に豚肉の塊と大盛のゆで野菜(もやしとキャベツ)が載った独特のラーメンです。
※それに加え、オーダー時のトッピングコールなどのルールがあるのですが、検索するとすぐわかるので興味がありましたらどうぞ。
神保町店の店主は長年三田本店にて助手を務めておりましたので、その味は本店ゆずりの、まさに二郎な味です(本店より味が安定している)。
最近通し営業に変わった(11時半~5時頃まで)ので、行列が苦手な人は3時~4時頃に行くとあまり並ばずに食べられます。
■用心棒 神保町店(神保町A3・A4出口から2分ほど)
二郎の真向かいにある、二郎インスパイア店(二郎の味を参考にしたラーメンを提供する店)。
インスパイア系の中では一番好き。
二郎ほどのインパクトはないが、普通にラーメンとして考えれば非常にうまいです。
豚骨がきいているし、丁寧に作られているので味のぶれがほとんどありません。
昼時(12時~2時頃まで)は常に数人並んでますので、並びたくない人は開店直後か2時過ぎがお勧めです(3時にいったん閉店します)。
※二郎にはない「辛玉」(唐辛子粉を練って玉状にしたもの)という無料トッピングがあります。
■麺処くるり 御茶ノ水店(駿河台下交差点から御茶ノ水方面にあるいてすぐ左側)
市ヶ谷に本店がある「くるり」。濃厚なみそスープに極太の縮れ麺が入っています。
具は炒めた(油に通した?)もやし・にら、とねぎ・チャーシューなど。
味は濃厚ですが、非常にドロドロしているのですすりにくいです。
調理過程を見ていたら、一杯につきアイスクリーム一個分ほどのラードが投入されていたので、それを摂取する覚悟のもと行ってみてください。
※つけ麺も人気。
■らーめん七福家 神保町支店(すずらん通り裏の路地内)
都内に何店舗からある、横浜家系(豚骨醤油に中太麺が入ったもの。具はのり・チャーシュー・ほうれん草と若干のねぎが主流)の店。
特に際立ったところはなく、まさにオーソドックスな家系を出すお店ですが、いわゆる家系の店の「男っぽさ」が良い意味で無いので落ち着いて食べられます。
神保町駅周辺には家系が他に無いので重宝します。
※「ねぎ飯」は酸っぱい(ポン酢がかかってる?)ので注意。
■めんめん・かめぞう(白山通り・水道橋方面に5分ほど歩いたところ左手にあります。大きな看板が目印)
「新博多ラーメン」を謳う店。まだまだ珍しい魚介出汁がきいた豚骨ラーメン。麺はいわゆる博多の細麺(極細ではない)。
豚骨臭はあまりしないので、食べやすいと思います。
安い(一杯500円)し、なかなかうまいので待ち客が発生していることが多い。
が、親父さんが一人でやっているのでなかなかモノが出てこない(行列ができるのもそのせい)。
時間に余裕がある時はお勧めです。
■俺の創作らぁめん 極や(A5出口・靖国通りを東に向かうと1分ほどで見つかります)
最近できた店。こちらも魚介出汁のきいた豚骨醤油。角ばった中細麺で歯ごたえがいい。全体的に穏やかな味。
具はチャーシュー・ねぎ・水菜・メンマなど。
替え玉・大盛無料なことと、卓上にあるゆで卵が食べられるのが嬉しいです。
【あっさり系】
■soup(御茶ノ水小学校のすぐ近く)
鶏出汁系であっさりだが、味はしっかりしている。塩・醤油・味噌がありますが個人的には塩が一番おいしいと思います。
角ばった中細麺でこちらも歯ごたえがいい。具はチャーシュー・ねぎ・水菜・メンマ・卵などで、すべてきちんと作られていておいしいです。
サイドメニューが何種類かあるようですが、いつも売り切れ(準備できていない様子)。
夫婦で経営しているようですが、人手が足りないらしく昼の営業のみで、
早ければ二時過ぎには終了してしまいます。
行列はできないが、常にほぼ満席状態。
量はそんなに多くないので、大食漢の方は大盛かライスなどを頼んで方がよいかと思います。
■天雷軒 神保町店(旧自遊時間前の通りを北方向へ。靖国通りから1分ほど)
動物系の出汁だが、非常にあっさり。味もしっかり。塩・味噌・醤油などありますが、醤油ラーメンがワンコインで食べられておすすめ。
具はチャーシュー・ねぎ・赤糸唐辛子・水菜など。揚げねぎの風味が香ばしいです。
量は少ないので、替え玉などお好みで。
■麺処 美空(上記天雷軒を通り越して1分ほど行ったところ、右側にあります)
豚骨ベースの、醤油と若干魚介のきいたスープに、中太平打ちぢれ麺。
喜多方ラーメン豚骨版のような味(少し粘り気があるスープです)。
具はチャーシュー・メンマ・ねぎ・のりなど。
「生姜ラーメン」が一番売りのようでして、頼むと大さじ一杯分ぐらいのすった生姜がのせられます。
生姜が好きな方にはおすすめです。
【昔ながらの味】
■さぶちゃん(A3・A4出口。白山通りを一分ほど北上。左手の路地にあります)
神保町の超有名店さぶちゃんです。
「半ちゃんラーメン(ラーメン+半チャーハンのセット)」発祥の店といわれております。
一見普通の醤油ラーメンなのですが、何かが違う。
チャーハンも完全に作り置き(中華なべの中に常に入っている)ですが、普通のチャーハンとは何かが違う。
思い出すと無性に食べたくなる。そんなお店です。
※味付けはしょっぱいので、注意。
■中華そば成光(A1出口すぐ。専大前交差点を南下してすぐ左手)
街の中華料理屋さんでして、出てくるラーメンはあの東京醤油ラーメン。
ただ、出汁がしっかり出ている(にぼし?)ので、コクがあります。
醤油の濃さもほどよいです。
栗田さんの近くなので、お近くを通った時には。
※セットメニューがあまりないです。
以上、長々と書きましたが誰かのお役にたつことがあれば幸いです。
最後に、特に脈絡はありませんが、宣伝を一つだけさせてください。
3月19日取次搬入で弊社より『ちんどんや ちんたろう』という絵本を刊行しました。
『おかめ列車』を描いたいぬんこさんの最新刊でして、「ちんどん屋」を舞台にした絵本は、おそらく現在流通しているものではこの本のみです。
カラフルで独特な画風、そして心温まるストーリー。弊社の一押しです。
店頭で見かけられましたら、ぜひ手にとって見てみてください。
長崎出版のTwitterアカウント @Nagasaki_pub