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新刊のこと、初めての電子書籍のこと、これからのこと。

 こんにちは。イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画(通称イルプル)で一人出版部の中村です。
 
 最近特に、編集も難しいけれど、本を売るのはもっと難しいと痛感しています。
 せっかくいい本を作った!と思っても、思うようになかなか浸透していかない。
 ただ、イルプルらしい本作り、というところからは逸脱したらいけないよなとは思っているので、一冊一冊というよりは、もっと大枠で「イルプル」というブランドをどう書店内に認知させていくか、という事の方が大事なのかしら、なんてことをフラフラと思っている今日この頃です。

 さて。今日は6月に出した新刊のお話を。
 ホントはですね。6月には、焼き菓子のレシピ本を久しぶりに出す予定だったのです。「お菓子屋さんが出版社」と言っている割に、ここ3年近く、お菓子の本を出していないので(暫く、ごはんとおかずのルネサンスシリーズが続いておりました)、久々に売れるぞ!と力を入れて、制作にとりかかっており、春発売に向けてレイアウトなども進めておりました。

 しかし、それは突然やってきたのです。私にとっては突然ですが。ボス(あ、弊社の社長であり著者でもある、出版部を作った張本人です)の中では当然の流れだったのかもしれません。
 去年の3.11以降、福島出身でもあるボスが、「今だからこそ食について考えてほしい。だから食と放射能に関する本を書きたい」と言い出しまして。ある日、大量の原稿がやってきたのです(しかも全部裏紙。中には処方箋の裏紙まで!!!)。
 私がそれをパソコンで打ち、プリントアウトし、もう一人、ボスの幼なじみのフリー編集者と3人で、「ここはこうしたら?」「これとこれをまとめてみたらどうだろう?」なんて話をしながら原稿に手を入れ、またその赤字を反映させ…と繰り返して、完全原稿が整うまで半年以上かかりました。

 情報過多の、サラサラ、ゴクゴク読めちゃうような文章の中で、こういうささくれだった文章の人がいても、いいんじゃないかな、と思いつつも、一体、どのくらいの人たちが、これを読んでくれるんだろう? そう思うと不安でした。

 こうして6月に発売されたのが、『ルネサンスごはんは放射能にもたやすく負けない』です。

 販促イベントしては、今回初めて、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店さんで、トークイベントを行いました。
 もともとうちのお菓子のファンでもあり、新刊が出るたびにイベントやフェアをやってくれていたジュンク堂書店新宿店のスタッフだった方が渋谷店に移動され、「じゃあ、今回は渋谷でやってみましょう」となった、渋谷店での初のイベントでもありました。
 担当Tさんと打ち合わせをしながら「満員御礼って札をつけたいですね!」と冗談交じりで話したものの、それまで渋谷店さんではイルプルの本の動きはそれほどよくなかったという話も聞いていただけに、どのくらい集まるのか、告知を始めた頃はドキドキしました。

 で、イベントをやることになってから、電子書籍化の話も進みだし、ふと、思ったのです。
 大体、うちのボスは顔が怖いので(『失われし食と日本人の尊厳』の書影参照)、「あれもダメ」「これもダメ」「あいつは悪魔の料理法」なんてばっかり言っているせいで、威圧的ですっごく怖い人なんだと思われるんです。
 でも実際に会って話をした人の多くが、「予想より優しくて、人に気を使う方でびっくりしました」と言うんですよね。
 そのギャップを埋めたいなという思いがずっとありまして。
 特に、ボスの本に初めて出会うような人が、読んだ時にびびらないように、本当のボスのイメージが重ねやすいように(会津弁で朴訥と喋る姿は、素朴で優しさ溢れるオジサマに見えるんですよー)、トークイベントで喋っている時の様子を映像見せたらいいんじゃないかな、と思い、今回、初めてトークの模様を撮影して電子書籍にする際の映像特典にすることにしたのです。

 映像特典にするんですから、イベント自体が盛況でなきゃ!そう思いまして、今回、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店さんでのトークイベント開催、そしてこのイベントを満員御礼にするぞ!と鼻息を荒くして告知しまくりました。
 結局、イベントの一週間前には「満員御礼」となり、定員30名のところ、当日キャンセルも見込んで、結局40名まで受けました。満席になった後も、申し込み希望の方がいてお断りをしたほどと聞いた時は、ホントに嬉しかったですねー。
 満員御礼になった日に担当Tさんから送って頂いた「満員御礼」の写メも、忘れられません。
 トーク終了後も、本だけでなく、本の中でお薦めしているオリーブオイル、赤ワインビネガー、味噌、塩、アーモンドも試験的に販売してみたのですが、各5個ずつが完売!!! で、「完売しましたね!」みたいなのを、MARUZEN&ジュンク堂書店の皆さんも一緒に喜んでくれる。
 思うんですが、イベントって、ただ箱を提供する側があって、イベントをやりたいという人がいるだけでは成立しないという気がします。お互いに、「このイベント、成功させましょう」みたいな気持があって、頑張って告知した結果の満員御礼・物販完売だったと思っています。

 そして無事にイベントも終わり、これからは新刊の販促だけではなく、『ルネサンスごはんは放射能にもたやすく負けない」の電子書籍版の進行だとか(一応秋に発売予定です♪)、止まっている焼き菓子本のことだとか、その次の本の企画の準備とか、いろいろ目白押しですが。とにかく日々、新しいことを模索中です。

 特にこれからは既刊本の掘り起こし(実はもっと売れる可能性を秘めた本が倉庫に眠ってないか?)や、既刊本の中身のコンテンツの有効活用で、売上に繋げられないかを、じっくり考えていきたいので、他にも何か「こういうことをやったらいいんじゃない?」みたいな、既刊本の掘り起こしに効果的な販促プランなどあれば、ぜひお知恵を拝借したいな、と思っております(他力本願)。

 あ、心と身体を健康にするルネサンスごはん、プロモーションサイトとfacebookページありますので、どうぞ宜しく。ぜひ版元ドットコムの皆様も、激務に耐えられる身体づくりのために(って、そんなの嫌でしょうか?)、食を大切にしてくださいね♪

ルネサンスごはんHP http://www.ilpleut.co.jp/gohan/index.html
ルネサンスごはんfacebookファンページ https://www.facebook.com/rune.gohan

ちょっと長くなりましたが、この辺で失礼させて頂きます。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画 の本一覧

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