2010年版元ドットコム年間アクセスランキングを発表しました。
新年の気分もすっかり抜けた時期ではありますが、ようやく2010年度の版元ドットコム年間アクセスランキングを発表しました。ロングで売れている本あり、長いこと品切の本あり、耳目を集めた話題の本ありと、なかなか多岐に渡ったアイテムが集まりました。読書の道標やお店の仕入の参考にはならないちょっと毛色の違うランキングかもしれませんが、「へー、こんな本もあるんだ」と、しばしお楽しみいただければ幸いです。
2010年版元ドットコム年間アクセスランキングのページへ
第1位は第三書館『流出「公安テロ情報」全データ イスラム教徒=「テロリスト」なのか?』。ダダ漏れ元年の昨年を象徴する一冊がダントツのアクセス数で飛び抜けました。版元ドットコム史上最高の受注という空前の事態でしたが、差し止め云々が絡んだりなんだりで発送のトラブルなどもあり、正直、色んな意味で大変な一冊でした。
第2位の子どもの未来社『かんたん手づくり ポップアップカード』は、ずっと長くアクセスを集めています。姉妹編の『かんたん手づくりポップアップカード わくわく動物園』も好評のようです。
第3位には亜璃西社『ある地方博の死 世界・食の祭典’88の検証』がランクイン、既に長く品切で版元にも在庫が無いようですが、政治がらみで何かがあると必ず注目されるようです。
この本に限らず、絶版・長期品切といった本へのアクセスは少なくありません。版元も読者も「入手可能な本を探してもらいたい/探したい」というニーズはありますが、実は検索をかけた時に「その本は入手できない」という事実がきちんとわかることは非常に重要です。版元ドットコムでは「この本は既に入手できません」という情報を提供することも版元の重要な役割であると考えています。
第24位の駿河台出版社『フランス語でEメール ジャンル別588例文/ケータイメール対応』は未刊です。元々アクセスは多かったんですが、刊行が延びたことによって積み重なり、年間アクセスランキングの上位に登場することになりました。
版元ドットコムでは「これから出る/出す本」の情報提供も重要だと考えています。昨年からの動きとして、出版業界を挙げての「近刊情報センター」の話題が盛り上がっていますが、もちろん、版元ドットコムは「近刊情報センター」への情報提供にも、さらには立ち上げそのものにも全面的に協力しています。
今年はどんな本がアクセスを集めるんでしょうか。毎週の集計が楽しみです。
※版元ドットコムのアクセスランキングは速報(近刊3位まで・新刊3位まで)を毎週日曜にTwitter( @hanmotocom )から、毎週水曜日のメールマガジンで上位アイテム、Webページでより詳細な情報をご提供しております。Twitterのフォローやメールマガジンの購読もよろしくお願いいたします。
※今月(来月)から、月間アクセスランキングのWebでの公開も開始します。こちらもご期待ください。
※Facebookに版元ドットコムの公式ファンページを作りました。Facebookにログインして「版元ドットコム」で検索してください。
※最後にひとつだけ、語研の宣伝を。『ポケット判 フランス語で言ってみたい「この一言」』『ポケット判 イタリア語で言ってみたい「この一言」』『ポケット判 中国語で言ってみたい「この一言」』に対応した音声教材(それぞれCD一枚分)が、語研のWebサイト( http://www.goken-net.co.jp )からまるごと無料でダウンロードできます。昨年流行った(んでしょうか?)フリーミアム(既に古い?)の実践ということになります。語学学習にご活用ください。