リブロ版ゼロ年代の50冊
すでに版元ドットコムのサイトでもお知らせが掲載されておりますが、東京国際ブックフェアの版元ドットコムブースにて「版元ドットコム×リブロ版ゼロ年代の50冊+α in TIBF」というコーナーができることになりました。
リブロさんの店員さんたちが2000〜2009年の間に出版された本の中から選んだ50冊のうち、版元ドットコム会員社の本が4冊。そしてその中に弊社刊の菊地成孔・大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編』が含まれています。初版は2005年。この年には紀伊國屋書店さんの店員さんによる年間ベスト企画「キノベス」にもランクインしていました。
私にとっては、実は本書が編集者としての初仕事にあたるものです。そして弊社の出版事業は15年ほどの歴史がありますが、途中開店休業状態の時期があり、この本が実質的に再開のきっかけになったという経緯もあって大変に思い入れ深いものであります。
今回、弊社は東京国際ブックフェアへの出展は行わないのですが(人手があまりにもないもので……)、「ゼロ年代の50冊」コーナーへは出品させていただく予定です。本当に面白い本ですので、お立ち寄りの際には是非手にとっていただけると幸いです。編集については右も左も分からない状態でほとんど何もしていないようなものだったためこの本が面白いくなったのは全面的に著者ですから、手前味噌にはあたらないと思います。
リブロ版ゼロ年代の50冊は1,2位が版元ドットコム会員の本であるだけでなく全体にこう言っては失礼かもしれませんがあまり大きくない版元の本が多く、そういう意味でも励みになりますね。「10年代の50冊」が選ばれる時には2冊、3冊と送り込めるよう精進していきたいところであります。