版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ

2011年大河の旅 「江〜姫たちの戦国〜」

歴史好きな女子を「歴女(レキジョ)」、歴史好きなアイドルを「歴ドル(レキドル)」という。歴史好きになったきっかけはゲームに登場する武将にキャラ萌えして、という例もあるようだ。
 
大河ドラマ「天地人」も若い女性視聴者を意識した配役で、内容もスイーツかつ奔放な演出がよく指摘される。いつの回だったか、千利休の娘(木村佳乃)が泥酔した武将・福島正則(石原良純)を座敷から庭の植え込みまで投げ飛ばしたりと、誰が「柔道一直線」をやれと。実はけっこう楽しんで視ているのだが、初音(長澤まさみ)はもう少しなんとかならないものか。
 
978_4_88325_162_9.jpg近江出身の武将では石田三成の人気が抜群だろう。「天地人」では小栗旬がツンデレ三成を演じており、奇抜な髪型であえて視聴者の賛否両論を誘うなど、おいしい役どころといえる。
当社でも3月に『近江が生んだ知将 石田三成』を発行し、著者による記念講演・散策会を開催したところ、100名以上にご参加いただいた。多くは滋賀県内の熟年世代だが、関東や中四国からの参加者はいずれも若い女性であった。

さらに、2011年の大河ドラマは 「江(ごう)〜姫たちの戦国〜」に決まった。「篤姫」の脚本家・田渕久美子が浅井三姉妹の三女・江を主人公にオリジナルストーリーを練るという。ちなみに「浅井」は「あざい」と読み、「江」は「小督」と書いて「おごう」と読ませることもある。と、注釈が必要なほど、全国的にはマイナーな存在だろう。
Yahoo!ニュースでも「龍馬の次は家光の母」と報じられたように、3度目の結婚で徳川秀忠(のちに徳川2代将軍)の正室となり、3代将軍・家光を生んだ。
  
母親のお市が織田信長の妹で、長女の茶々が豊臣秀吉の側室・淀殿となったことは、まだ知られているほうだろうか。父親は北近江を領した戦国大名の浅井長政。「小谷」は「おだに」と読む。信長と対立して姉川の合戦で敗れた後、居城である小谷城を攻められ自刃するが、近江では人気武将の一人である。
 
978_4_88325_387_6.jpg NHKによる制作発表が6月17日。翌日には滋賀県知事がコメントを発表し、5日後には長浜観光協会が三姉妹キャンペーンの幟を仕上げるなど、県内、特に北近江では大騒ぎだ。もちろん当社も同様である。なにしろ発表があったのは、6月25日発行(7月初旬発売)の最新刊『花々の系譜 浅井三姉妹物語』の校了後、あとは印刷・製本という時期であった。誘致運動のお役に立ち、「いつかは…」との淡い期待で企画した出版だが、まさかこんなに早く、このタイミングで決まるとは思ってもみなかった。

発表前からオビの推薦文は「天地人」時代考証ご担当の小和田哲男静岡大学名誉教授にお願いしていた。先生曰く「小谷落城後の浅井三姉妹を二女・初の目線で追った注目の近江戦国物語」。そう、お初さんこそ、長女(豊臣)と三女(徳川)の間で調停役として奔走し、戦乱の世を生き抜いた女性なのである。
  
地元としては江(小督)を「秀忠の妻」や「家光の母」よりも、「浅井三姉妹の三女」として売り込みたいところだ。
そして大河ドラマでは、二女お初さんの動きも深く追っていただき、若い女性はもちろんのこと幅広い層の方々が 「2011年大河の旅」で県内各地を訪れてくださることを願っている。
 
サンライズ出版の本の一覧

このエントリーをはてなブックマークに>追加