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講演会販売はやめられない!?

講演会販売を積極的にやるようにしています。著者から講演スケジュールをもらと、その会場に近いとか、イベント主催者と取引があるといった書店に声をかけ、いっしょに販売に行く。全国を股にかけるとさすがに経費的にキツイけれども、小社の場合、著者も地元=長野県内での講演が多いので、周辺の書店営業などとあわせれば動きやすくなります。
 講演会場では講師著書はもちろん関連本、ときには関連しない売れ筋本などもズラッと揃えて店を出す。著者本だけなら長机一本で済むのに三本も四本も並べてしまう、なんてこともしばしばです。小社は専門出版社ではないのでジャンルごとの点数は少ないけれども、そこで書店が「ノッて」くれると、おもしろい売場が出現します。たとえば小社刊「源流の発想<21世紀・ムラ医療の現場から>」の著者・色平哲郎医師の講演会の売場には、コミックの「ブラックジャックによろしく」が全巻並ぶことも。
 すでに特定少数に絞られた人たちが集まってくる!と勝手に期待し、また経験がほとんどないのに「売り切れ恐怖症」に取り憑かれ、いつもつい多めに本を用意してしまいます。しかし、ご承知の通り、プロ野球のバッティングじゃないけど、講演会の売上げは「水もの」。前回が売れたなんてデータはあてにならず、イベントの主旨と著者が話す内容との関連性、参加者の職種や年齢層、会場内の雰囲気から店を出す場所まで、同じものはひとつとしてありません。長机がこっちに倒れそうなぐらいの勢いで客が押し寄せることもあれば、どう考えても本日の経費に対して赤字だよな、なんてこともあったりです・・・。
 「そんなこと言ってる時代じゃないよ」と、ある書店主は小規模の集まりでもどんどん出かけていきます。大型書店に押されるなか、外商や配達をしながら地域の読者一人ひとりといかにつながっていくか、そこに活路を見いだそうとしている中小規模の書店も多い。だから講演会出店は読者への直接のアピールの場です。これは、読者に本の存在を知ってもらう機会がひとつでも増えることが大事な、小さい版元も同じだと思うのです。
 ということで、講演会販売の効果については、少々無理矢理に「長い目で見る」ことにして、明日も出稼ぎだ!

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